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歯科コラム

飲み物に含まれる砂糖の量ってどれくらい?虫歯になるの?|吉祥寺むらかみ歯科クリニック|武蔵野市吉祥寺の歯科、歯医者|土曜診療、日曜診療

飲み物に含まれる砂糖の量ってどれくらい?虫歯になるの?

飲み物に含まれる砂糖の量と虫歯のリスク

こんにちは。吉祥寺むらかみ歯科クリニック歯科衛生士の村上です。

現代社会において、私たちの生活に欠かせない多くの飲み物が存在します。

コーヒーや紅茶、ジュース、ソフトドリンク、エナジードリンクなど、これらの飲み物は一日の中で私たちにリフレッシュを提供し、エネルギーを補給する手助けをしてくれます。

しかし、その多くには砂糖が含まれており、過剰な摂取は虫歯のリスクを高める可能性があります。

本記事では、さまざまな飲み物に含まれる砂糖の量と、それが虫歯に及ぼす影響について詳しく見ていきます。

 飲み物に含まれる砂糖の量

まずは、一般的な飲み物に含まれる砂糖の量について見ていきましょう。

1. ソフトドリンク(炭酸飲料)

代表的な炭酸飲料であるコーラやサイダーには、約10~12グラムの砂糖が100ミリリットルあたりに含まれています。

これは、500ミリリットルのペットボトル1本で約50~60グラムの砂糖を摂取することになります。

2. フルーツジュース

一見健康的に見えるフルーツジュースも、糖分が多く含まれています。例えばオレンジジュースには、100ミリリットルあたり約8~10グラムの砂糖が含まれており、500ミリリットルのジュースを飲むと約40~50グラムの砂糖を摂取することになります。

3. エナジードリンク

エナジードリンクには、高い糖分とカフェインが含まれています。

代表的なものでは、100ミリリットルあたり約11グラムの砂糖が含まれており、250ミリリットルの缶で約27~28グラムの砂糖を摂取することになります。

4. スポーツドリンク

スポーツドリンクも糖分が多く含まれています。

100ミリリットルあたり約6グラムの砂糖が含まれており、500ミリリットルのボトル1本で約30グラムの砂糖を摂取することになります。

5. 紅茶・コーヒー

紅茶やコーヒー自体には糖分は含まれていませんが、砂糖を加えることで糖分摂取量が増えます。

例えば、ティースプーン1杯の砂糖は約4グラムです。

甘いコーヒーや紅茶を好む人は、1杯あたり10グラム以上の砂糖を加えることもあります。

砂糖が虫歯に与える影響

虫歯の主な原因は、口腔内の細菌(主にミュータンス菌)が食べ物や飲み物に含まれる糖分を分解して酸を生成し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことです。

この過程を詳しく見てみましょう。

1. 糖分の摂取

砂糖を含む飲み物を摂取すると、その糖分が口腔内の細菌に供給されます。

2. 酸の生成

口腔内の細菌が糖分を分解して酸を生成します。この酸は歯のエナメル質を溶かす働きを持ちます。

3. エナメル質の破壊

酸によってエナメル質が溶け出し、虫歯の初期段階が始まります。

この段階ではまだ痛みを感じないことが多いです。

4. 虫歯の進行

放置するとエナメル質の破壊が進み、虫歯が深くなっていきます。

やがて象牙質に到達し、さらに進行すると神経に達して痛みを伴うことになります。

砂糖摂取と虫歯リスクを減らすための対策

虫歯のリスクを減らすためには、砂糖の摂取量を管理することが重要です。

以下の方法を実践することで、虫歯の予防に役立てることができます。

1. 飲み物の選択に注意する

高糖分の飲み物を避け、水や無糖のお茶、コーヒーを選ぶようにしましょう。

2. 飲み物を飲むタイミングに気をつける

食事中や食後に高糖分の飲み物を摂取すると、唾液の分泌が増え酸の中和が促進されますが、間食として頻繁に飲むと虫歯のリスクが高まります。

3. 口腔ケアを徹底する

砂糖を含む飲み物を摂取した後は、すぐに歯磨きをするか、少なくとも水で口をすすぐことで、口腔内の糖分と酸を減少させることができます。

4. 定期的に歯科検診を受ける

定期的に歯科医を訪れて検診を受けることで、虫歯の早期発見と治療が可能になります。

 まとめ

飲み物に含まれる砂糖の量は、私たちの虫歯リスクに直接影響を与える重要な要素です。

高糖分の飲み物を頻繁に摂取することは、虫歯のリスクを高めるだけでなく、その他の健康問題も引き起こす可能性があります。

日常生活の中で、砂糖の摂取量を適切に管理し、口腔ケアを徹底することで、健康な歯を維持することができます。

飲み物の選択や摂取方法に注意を払い、定期的な歯科検診を受けることを心がけましょう。

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