音と数値で歯の状態を判定! ダイアグノデントって?|吉祥寺むらかみ歯科クリニック|武蔵野市吉祥寺の歯科、歯医者|土曜診療、日曜診療

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歯科コラム

音と数値で歯の状態を判定! ダイアグノデントって?|吉祥寺むらかみ歯科クリニック|武蔵野市吉祥寺の歯科、歯医者|土曜診療、日曜診療

音と数値で歯の状態を判定! ダイアグノデントって?

音と数値で歯の状態を判定! ダイアグノデントって?

 

こんにちは。吉祥寺むらかみ歯科クリニック 院長の村上です。

今日は、当院で導入している、音と数値で歯の状態を判定する『ダイアグノデント』という機械についてお話しさせていただきます。

『削る』から『管理』へ

口腔の2大疾患である”歯周病”と”虫歯”、検査の目的を比較すると歯周病はプロービング(歯周ポケットの検査)などで進行度を数値で管理することを目的としているのに対し、虫歯検査は経過を観察する手段がなく、目的が大きく異なります。歯周病と同じく虫歯の状態を経時的に数値で管理できる「ダイアグノデント ペン」は、”見つけてすぐに削る治療”から”進行状況に合わせて適切な管理をする治療”へと歯科医院での治療内容を変化させます。

診査・診断の流れ

※1:歯牙に光を透過させ、光の透過度合により、虫歯や破折を診査します。
※2:歯垢、歯石をしっかりと除去します。

『MI』とは…

出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず、生まれもった歯を最大限に残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。

内容を要約すると…

●う蝕は感染症である

●患者教育の徹底

●う窩を形成していないカリエスは経過観察を行い、再石灰化に導く

●う窩を形成したカリエスは、最小限の侵襲で治療を行う

●欠陥のある補綴物は予防的観点で積極的に補修を行う

従来の診査方法だけでは経時的な状態を把握できないため、治療のタイミングが判断できないだけでなく、患者さんに状況が説明できないため理解と協力が得られずMI治療を実践できません。

やさしいレーザー光で歯の状態を測定

これまで数値で虫歯の進行状況などを診査・診断するシステムは確立されていませんでした。「ダイアグノデント ペン」は歯にそっと沿わせ、歯面に655nmの低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。また測定された数値で虫歯の進行状況をわかりやすく説明できます。レントゲン検査が難しい小さなお子様でも虫歯の検査を行うことができます。

虫歯を数値で管理

機械から出たレーザー光は、測定しにくい歯の間や歯の溝の虫歯の歯面から約2mmの深度まで到達し、虫歯に含まれる代謝産物(ポルフィリン)である蛍光反射を読み取り、数値化します。定期的に使用することで虫歯の進行状態を把握し管理することが可能です。

同一の虫歯の部位でのプローブを当てる角度により数値が異なります。正しく測定するためには様々な角度から測定することが重要です。最も高い値をピーク値として記録します。

診断の目安

診断〜治療 一般的
な診査・診断
健全な歯です 0~15
歯の表面が虫歯になりかかっています 16~40
虫歯が治療が必要なラインまで進んでいます 41~

日本で「ダイアグノデント ペン」を使用している臨床医の先生の意見を総合的にまとめた数値です。

当院では、主に検診の時に使用して、皆さまとお口の中の状態を共有できればと思います。

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