歯石は歯磨きで取れる?歯科でしかできないこと|吉祥寺むらかみ歯科クリニック
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歯石は歯磨きで取れる?歯科でしかできないこと|吉祥寺むらかみ歯科クリニック
「最近、歯の表面がザラザラする」「口臭が気になる」
そんなときに気になるのが“歯石”です。
毎日きちんと歯磨きをしていても、いつの間にか歯石がついてしまうことがあります。
では、この歯石は自分の歯磨きで取れるのでしょうか?
今回は、歯石ができる仕組みと、歯科医院でしかできない歯石除去(スケーリング)の重要性について詳しくご紹介します。
歯石とは?どうやってできるの?
歯石とは、歯の表面についた歯垢(プラーク)が唾液中のミネラルと結合して石のように固まったものです。
歯垢は食後8〜12時間ほどで歯の表面に付着し、2〜3日で歯石に変化します。
つまり、磨き残しを放置するとあっという間に歯石になってしまうのです。
特に歯石が付きやすい場所は…
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下の前歯の裏側(唾液腺が近い)
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上の奥歯の外側
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歯と歯の間
このような場所は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯石がつきやすい部分です。
歯石は歯磨きで取れるの?
結論から言うと、一度できてしまった歯石は歯磨きでは取れません。
歯石は非常に硬く、歯の表面に強力に付着しています。
どれだけ時間をかけて磨いても、通常の歯ブラシでは削り取ることができません。
インターネットなどで「自宅で歯石を取るツール」が紹介されていることもありますが、
実際には歯や歯茎を傷つけるリスクが高く、絶対におすすめできません。
また、歯石がついたまま放置すると、その表面に新しい歯垢がつきやすくなり、
虫歯や歯周病、口臭の原因となります。
歯石を放置するとどうなる?
歯石自体は硬い“汚れのかたまり”ですが、それ以上に問題なのは、歯石の表面に細菌が繁殖することです。
放置すると次のような症状が進行します。
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歯ぐきが赤く腫れる(歯肉炎)
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出血しやすくなる
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歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」が深くなる
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歯を支える骨が溶ける(歯周病)
最終的には歯がグラグラして抜けてしまうこともあります。
つまり、歯石=歯周病のスタート地点なのです。
歯科医院で行う歯石除去(スケーリング)
歯石を取るには、歯科医院での「スケーリング」が必要です。
スケーリングとは、専用の器具(スケーラー)や超音波機器を使って歯の表面や歯ぐきの中の歯石を取り除く処置です。
スケーリングの特徴
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痛みはほとんどありません
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超音波の振動で歯石を細かく砕きながら除去
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歯と歯ぐきの健康状態に合わせて丁寧にクリーニング
歯石を取った後は、歯の表面をツルツルに仕上げる「PMTC(プロによる機械的清掃)」を行うことで、
汚れの再付着を防ぎ、清潔な状態を長持ちさせることができます。
自宅でできる歯石予防
歯石を「取る」ことはできませんが、「つきにくくする」ことは可能です。
次のポイントを意識してみましょう。
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1日2〜3回の丁寧な歯磨き
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に当てて、やさしく細かく動かしましょう。 -
フロスや歯間ブラシの使用
歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは届きません。毎日1回のフロス習慣を。 -
フッ素入り歯磨き粉の使用
再石灰化を助け、虫歯や歯垢の付着を抑えます。 -
3〜6か月ごとの定期健診
定期的なプロのクリーニングで、歯石をリセットすることが大切です。
吉祥寺むらかみ歯科クリニックのクリーニング特徴
当院では、国家資格を持つ歯科衛生士が患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせて丁寧にクリーニングを行っています。
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超音波スケーラーでの歯石除去
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PMTCによる歯面清掃・ツヤ出し
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ホームケアのアドバイス(ブラッシング・フロス指導)
さらに、歯石除去後にホワイトニングを希望される方には、
歯の表面がキレイな状態でより効果的なホワイトニングが可能になります。
「歯石を取ったのは何年も前…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
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歯石は一度つくと歯磨きでは取れない
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自分で取るのは危険!歯や歯ぐきを傷つけるリスクあり
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歯科医院でのスケーリングで安全・確実に除去できる
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定期的なクリーニングが虫歯・歯周病・口臭予防のカギ
歯石が気になる方へ
歯の表面がザラつく、歯ぐきが腫れる、口臭が気になる…。
そんな症状がある方は、歯石が原因かもしれません。
吉祥寺むらかみ歯科クリニックでは、歯石除去から予防ケアまでトータルサポートいたします。
定期的なメンテナンスで、健康で清潔なお口を保ちましょう。
お気軽にご予約ください。