保険で白い歯!CAD/CAM冠って何?
- 2024年4月18日
- むし歯
目次
保険で白い歯!CAD/CAM冠って何?
「できるだけ安く白い被せ物を入れたい」とお悩みではありませんか?
CAD/CAM冠であれば、保険を使って入れることが可能です。ただし、入れる部位によっては条件がありますので注意しましょう。
納得のいく治療にするためにも、どのような治療なのかを事前にチェックしておくことをおすすめします。
CAD/CAM冠とは?
CAD/CAM冠は、歯科用プラスチックで作製する白い被せ物です。
無条件で保険が適用されるのは上下の1〜5番(前歯部から小臼歯)で、上下の6番に入れる場合は上下左右の7番が残っていることが条件です。金属アレルギーの方は7番を含むすべての歯に入れられますが、金属アレルギーを証明する医師の診断書を用意する必要があります。条件を満たさない場合は、保険が適用されませんのでご注意ください。
CAD/CAM冠の特徴は?
CAD/CAM冠のメリットとデメリットを事前に把握しておくことで、納得のいく治療につながりやすくなります。
CAD/CAM冠のメリット
審美性が高い
昔は「保険を使った被せ物=金属」でしたが、CAD/CAM冠ができたことで気軽に白い被せ物を選択できるようになりました。笑ったときに見えやすいところは銀歯だと目立ってしまいますが、CAD/CAM冠は目立ちにくいです。
費用が安い
保険が適用され、3割負担で6,000円前後です。銀歯よりは少し高めですが、セラミックやジルコニアとくらべると費用を安く抑えられます。
金属アレルギーでも被せることができる
金属を含まないため、金属アレルギーの方でも問題なく治療を受けられます。
CAD/CAM冠のデメリット
耐久性に劣る
セラミックやジルコニアにくらべると耐久性に劣り、とくに力のかかりやすい奥歯では割れたり欠けたりするリスクが高めです。噛み合う歯に金属が入っている場合は、避けたほうがいいでしょう。保険適用の部位でも、歯科医師の判断によりCAD/CAM冠を被せることができない場合もありますのでご了承ください。
傷や汚れがつきやすい
プラスチックは、表面に傷や汚れがつきやすい傾向にあります。セラミックのように何年も入れたばかりの美しさを保つことはできません。普段のお手入れレベルや食生活によって美しさをキープできる期間に差がうまれます。
変色がおこる可能性がある
プラスチックは、長期間使用すると黄ばんだように変色します。色のつきやすい飲食物を好む方や喫煙習慣がある方は、とくに注意しましょう。一度変色するとクリーニングをしてももとに戻すことはできず、見た目を変えるには詰め直しが必要です。
まとめ
CAD/CAM冠は、プラスチックでできた白い被せ物で保険が適用されます。便利な治療法ですが、あとでトラブルにならないためにもメリットだけでなくデメリットも含めてご検討ください。
6・7番の大臼歯に入れる場合は条件を満たしている必要があります。気になる方は一度歯科医院でチェックしてみましょう。