ブラキシズムって知っていますか?|吉祥寺むらかみ歯科クリニック|武蔵野市吉祥寺の歯科、歯医者|土曜診療、日曜診療

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ブラキシズムって知っていますか?

ブラキシズムとは

こんにちは。吉祥寺むらかみ歯科クリニック 院長です。

突然ですが、皆さん『ブラキシズム』という言葉を聞いたことはありますか?

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、『ブラキシズム』は歯科で使われる専門用語で、お口やその周りの器官にみられる習慣的な癖の一つです。

 

ブラキシズムはいつ起こるの?

ブラキシズムにはいくつか種類があります。歯をギリギリこすり合わせる歯ぎしりは、睡眠中に行っている方が多いです。そのため、自覚することは少なく、周囲の方に知らされて、はじめて気づくことがほとんどです。

一方、歯をぐっと咬みしめる咬みしめは、日中・夜間にかかわらず、無意識のうちに歯をくいしばってしまうものです。

 

ブラキシズムの種類は何があるの?

ブラキシズムには種類があり、それぞれ特徴があります。

実際に鏡で口の中を見てみたり、睡眠中の様子を家族の方に聞いてみると、自分がどのタイプか分かるかもしれません。

歯ぎしり型

特徴 極度の歯のすり減り 詰め物が外れる 歯がしみる

歯の付け根のくぼみ エラが張っている 夜に音を家族から指摘されたことがある など

咬みしめ型

特徴 肩こり 頭痛 頬の内側の歯の跡 骨の隆起

あごの関節の痛みや音 など

きしませ型

特徴 犬歯など1~2カ所の歯だけのすり減り 骨の隆起 など

骨の隆起のイラストです

ブラキシズムで起こる問題とは?

ブラキシズムは、歯、歯肉、歯槽骨(歯を支える骨)とその周囲の組織にさまざまな影響や弊害を及ぼします。

歯や周囲の骨などが受け止める咬む力は、強い人では70㎏を超えるような、とても強い力です。

ブラキシズムの人の場合、その力が持続的に加わるため、硬いものを食べるときのように一瞬だけ強い力がかかる場合よりも、ずっと大きな影響がでるのです。

歯がすり減る、欠ける

激しく歯どうしをこすり合わせるために、硬いはずのエナメル質もすり減ったり、欠けたりしてしまいます。

すり減って歯の神経が見えてしまうと、神経を取らないといけないこともあります。

歯がしみる(知覚過敏)

すり減ったところがしみやすくなります。

被せ物や詰め物が外れる

力のかかり具合によっては、たびたび被せ物や詰め物が外れることがあります。

歯が割れる

強大な力で激しくこすり合わせることにより、歯そのものが割れてしまうこともあります。

歯の神経が残っていても、割れることがあります。神経を取った歯は、いっそう割れやすいです。

割れてしまうと、治療のしようがなく、残念ながら抜歯しなければならないことが多くあります。

歯科医院でできることは?

夜の歯ぎしりや咬みしめから歯を守るためには『ナイトガード』と呼ばれるものを装着します。

市販の既製品もありますが、咬み合わせの問題点はそれぞれ違うので、ご自分の歯にピッタリ合ったものを歯科医院で作ることをおすすめします。

また、咬み合わせの調整や、問題のある歯の治療が必要になることもありますので、ブラキシズムでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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