マウスピースや入れ歯のお手入れ、していますか?
- 2024年1月6日
- お口の悩み
目次
マウスピースや入れ歯のお手入れ、していますか?
こんにちは。吉祥寺むらかみ歯科クリニック 院長の村上です。
歯ぎしり用のナイトガードや取り外し可能な矯正装置、スポーツ用のマウスガード、入れ歯などなど…お口の中に入れる装置をお使いの方は多いかと思いますが、皆さんお手入れはしっかり出来ていますでしょうか?
今日は、それらの口腔内装置のお手入れ方法についてお話しいたします。
マウスピース・矯正装置・マウスガードのお手入れ
ナイトガードや矯正のリテーナー(後戻り防止用装置)は主に就寝時に使われる方が多いかと思います。
拡大床やインビザラインなどの可撤式矯正装置やスポーツ用マウスガードは日中も使用しますよね。
起床時、飲食前等、さまざまなタイミングで装置を外すことになるでしょう。
外したあとは、歯ブラシで水洗する
歯ブラシはあまり毛先が硬くないものを選びましょう。
歯磨き粉は、研磨剤が入っており装置が傷つく恐れがあるため、使用しないでください。
中性洗剤(食器用洗剤)は使用していただいて大丈夫です。
また、熱に弱い材質でつくられていますので、お湯で洗ってしまうと変形の原因になります。煮沸消毒もおやめください。お水で洗うようにしましょう。
洗浄後の保管方法
マウスピースは、材質によって保管方法が異なりますので注意しましょう。
ハードタイプ(硬い材質でできているマウスピース)
吸水性があるため、乾燥すると変形してしまいます。
容器に水を入れるなどして保管しましょう。
ソフトタイプ(やわらかい材質でできているマウスピース)
洗ったあとは必ず乾かしましょう。乾いたら通期性の良いケースに入れて保管しましょう。
洗浄剤を使用するとより清潔に保てます
マウスピース用または入れ歯洗浄剤を使っていただくと、効果的です。
検診時にぜひお持ちください
医院でも洗浄ができます。
すり減ったり、穴が開いたりすると調整や作り直しが必要になります。
入れ歯のお手入れ
入れ歯のお手入れも、基本的にはマウスピースと同様です。
日頃のお手入れ
義歯ブラシや歯ブラシで磨いてください。歯磨き粉を使うと、入れ歯に傷が付き、汚れが付きやすくなりますので、使用しないようにしてください。
念入りなお手入れ
入れ歯洗浄剤や中性洗剤もお使いいただけます。
・錠剤タイプの洗浄剤を使う場合
歯ブラシで磨いてから洗浄剤を使用してください。
部分入れ歯の場合、総入れ歯専用の洗浄剤を使うと金属のバネが錆びることがありますので、注意してください。
保管方法
就寝時は外してください。乾燥すると変形の原因になりますので、水につけて保管してください。
ご自身の歯のお手入れ
歯磨きは入れ歯を取り外してから行ってください。特に、バネがかかっている歯は汚れやすいです。今あるご自身の歯も、とても大切です。丁寧に磨いてください。
その他の注意事項
マウスピース同様、お湯は変形の原因になりますので使用しないでください。
入れ歯を装着するときは、指で押し込んでください。噛んで装着すると、割れてしまったり、バネがゆがむ可能性があります。
外すときは、バネを持って外してください。
医院で洗浄や調整ができますので、ご来院時にお持ちください。
以上、マウスピースや入れ歯のお手入れ方法についてお話しいたしました。
ご不明な点がございましたら、当院スタッフまでお声がけください。